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【 2018年1月:内容と感想 】

 年明け1回目の定例読書会を行いました。これまでの学びをもとに、更なる学びと成長の年にしたいと思います。今回はシルバーバーチの教え上巻の5章から学びました。以下、抜粋と感想です。


『抜粋』
 あなた方は、一言も発することなく魂の静寂の中で霊が大霊と交わることができる段階まで霊性を磨くことは可能です。そのときあなた方は、自分と大霊とが一つであることを理解します。それがどういうものであるかは言葉では説明できませんが、あなた方や被造世界のすべての霊的存在者の魂が静寂の中で、その霊的感性によって実感することができるのです。    81ページ7~11行

『感想』
この部分を読んで瞑想のことを思いました。深い静寂の中に心を置くことで霊界との一体感が強くなり、深い霊的体験やインスピレーションに与ることもあるのではと思っています。今のところ祈りや瞑想は苦手ですが、身に着けることが出来るようになりたいと思います。


『抜粋』
――霊が個としての意識を獲得するためには、物質界とつながりを持つことが必要でしょうか。

 その通りです。意識を獲得するためには物的身体(肉体)に宿って、物的体験をしなければなりません。霊にとって物的身体との結合が、個としての表現を可能にするという意味です。霊は物質に宿ることによって、その本性を自覚するようになるのです。   82ページ12行~83ページ3行

あなた方は直接、霊を進化させるのではなくて、霊が顕現するための身体(霊体と肉体)を用いた実践を通して霊を進化させるのです。   83ページ5~7行

『感想』
人間の霊と他の動物の霊との決定的な違いは永遠の個性、自由意志を持っていることだと思います。その個性は、人間として生まれる段階まで成長した霊が、地上世界で人間として誕生することから授かるとシルバーバーチは述べています。さらに、与えられた地上世界での人生を通して人間は霊を成長させるのだとも述べています。個人の霊的成長が奉仕につながり、霊的真理の普及へと繋がるのだと思います。大切な真理の原点に立ち返り、霊的真理の実践普及へとつなげていきたいと思います。


『抜粋』
大霊の摂理の働きは完璧です。もし、あなたが完全な光を放っても、十分に磨かれていない鏡ではその光 を完璧に反射することはできない ということは分かっていただけると思います。それを光が不完全だ、光が悪い、とは言えないでしょう。あなた方は、内部には完全な霊を宿していても、まだそれを完全な形で表現する準備ができていません。人間が〝悪〟と呼んでいるのは不完全性のことにすぎません。完全な大霊 を不完全に表現しているということなのです。   85ページ4~9行

『感想』
人間は神の分霊(分け御霊)で完全性を秘めていますが、霊的未熟さや肉体を携えてその影響を強く受けることもあり、その霊的資質を完全な形で表現することは不可能です。しかし、完全であるよう努力するようにシルバーバーチはアドバイスします。それをユーモアを交えて無理難題とも述べていますが・・・・・、でもやはりその道しかないと私も思います。なのでこれからも霊的成長を目指しての挑戦を楽しんでいこうと思います。



『 抜粋 』
――宇宙に創造力を持つ一個の存在、ないしは一人の絶対的存在がいるだけで、私たちには創造力はないという考えは正しいでしょうか。

大霊は無窮の過去から存在し、今この時も存在し、そして果てしない未来にも存在し続けます。全生命が大霊であり、大霊が全生命なのです。あなた方にいったい何が創造できるでしょうか。しかしあなた方は、霊性が進化するにつれて、より美しく、より高く上ることができます。進化の程度が低いほど、宇宙におけるあなた方の位置は低くなります。   85ページ10行~86ページ3行

『感想』
 この部分を読んで一瞬、違うのでは?と思いました。人間は物事を創造する力があるのだと思ったのです。しかし、様々な芸術や科学的発見など、そのすべては霊界からのインスピレーションだとシルバーバーチは述べています。ある物質に関する科学的発見にしても、その物質や化学法則は最初から存在していて人間がそれを発見したのです。その発見まで導き、授けたのは霊界からの働きかけなのだと思うのです。
 どの分野にしてもそうですが、真摯な思い努力は霊界との絆を強くし、霊的条件を整え、その分野において地上人類の為に役立ちたいと思う霊界からの援助を授かりやすくするのだと思います。もちろん、価値のあるものほどその過程は困難が伴うのだと思います。
 そう思うと、どんな分野でも真摯な思いを失わず努力を続けることで、霊界との協調の中で道が開けるのだと思います。私自身もそうあるよう努力を続けたいと思います。