HOME > 読書会内容・感想 > 2024年:内容と感想 > 【 2024年3月:内容と感想 】

【 2024年3月:内容と感想 】

3月の読書会です。今回は宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像の後半部分から学び、讃仰の祈りを唱和しました。

前回は、宗教の観点から見たスピリチュアリズム運動は、間違った宗教である地上の宗教を、霊的事実を基盤とした宗教であるスピリチュアリズムに置き換える運動ということを確認しました。スピリチュアリズム運動はイエスの指揮する霊団が主導し、霊的真理・シルバーバーチの霊訓によってなされます。

既存の宗教はスピリチュアリズムによって淘汰され置き換えられていきますが、それは流血と暴力による革命ではなく、愛と理性による革命の概念さえも覆す真の革命です。スピリチュアリズムによる宗教革命は分断・悲劇・流血などの負の要素は一つもありません。親なる神のもとに人類が一つになり、そこに不幸・悲劇は微塵もないのです。協調・連帯・愛の絆など人間に内在する善性・神性が最大限に発露される革命です。これまでに人類が成し遂げられなかった真の平和革命です。それは人類史上“最大の宗教革命”です。
また、既存の宗教は、間違った教えから地上人類の霊的成長を妨げ、不幸に陥れてきました。既存の宗教の実態・問題点についても確認しました。

今回は、地上の宗教と対極にある霊界の宗教について学びを深めました。地上世界には無数の宗教があり対立していますが、霊界では全ての霊が唯一・共通の宗教を信じています。地上の宗教はそれぞれに神の概念を考えだし信仰してきましたが、霊界の宗教の信仰対象は、神と神の造った節理のみです。そして、神の摂理に一致した生き方、摂理に対する信仰が日常生活そのものになっています。霊界の宗教には地上の宗教のような宗教施設・宗教儀式・布教活動などもありません。あらゆる点で地上の宗教とは正反対にあります。

真の宗教とは霊界の宗教ですが、霊界の宗教は“シルバーバーチの霊訓”を通して完全な形で地上に降ろされました。それは地上で展開するスピリチュアリズムで、その信仰対象は神と神の摂理です。その信仰のありかたは、摂理に一致した生き方を目指す実践の信仰です。真の宗教には既存の宗教にあるような教祖・教義・儀式・布教活動・宗教的施設は必要ありません。真の宗教の救済は自らの努力によって自らを救う自力救済的生き方です。真の宗教とは一人一人の霊的成長と霊的同胞世界の確立を目的とした生き方です。

イエスの霊団のもと、スピリチュアリズムの全体像と思想体系をスピリチュアリズム普及会が造り上げられました。これらはシルバーバーチの霊訓・真の宗教の正しい理解のために不可欠なものです。さらにイエスの再臨が実現しました。全体像・思想体系の完成とイエスの再臨、こうした奇跡的な偉業が重なり、地上でのスピリチュアリズムの普及・宗教革命はこれまでになく加速するのだと確信しています。

全体像・思想体系の完成とイエスの再臨によって、霊的真理による宗教革命は確実に加速しました。スピリチュアリズムによる人類の救い宗教革命は、間違いなく人類史上もっとも困難なプロジェクトでもあります。それでも、霊的真理の普及に伴い、地上の間違った宗教は消滅していきます。困難であるがゆえに、いくつもの世代をまたぐような年数は必要だと想像しますし、私にはとても推し量ることはできませんが、必然的に長い時間と多くの犠牲献身を必要とするのだと思います。イエスとイエスの霊団は、最大限の犠牲を払い全ての力を振り絞って人類のために尽くしています。霊的真理による全人類の救済・宗教革命の成功は確定しているのです。あとは、霊的真理・霊的事実を知った地上の人材・スピリチュアリストの働きいかんで、全人類の救済と宗教革命の完全な達成が早くも遅くもなるのです。一人の人間も残さずに霊的無知からなる悲劇・不幸・苦しみから解放することができるのです。共に与えられた人生での役割を果たすべく努力してまいりましょう。

宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像 ↗
46:03(3)霊界の宗教とは
01:11:18(4)真の宗教とは(正しい宗教の定義)
01:36:57(5)霊的真理の普及によって達成される人類史上“最大の宗教革命”
01:52:25 ・学習のおわりに(スピリチュアリストの皆さんへ)


インフォメーションNo.49 “スピリチュアリズム大国・日本”への道筋 讃仰の祈りについても触れています。↗

※リンクと資料の使用に関しては、スピリチュアリズム普及会の許可を得ています。