新しい年が明けて1回目の読書会です。これまで与えて頂いた身に余るほどの霊的恵みを土台とし、霊的真理への実践信仰学びを深めていきたいと心を新たにしています。
今回は普及会の交霊会において、指導霊を務めるゴードン・ヒギンソンが、地上人生で成し遂げたかった信仰実践するスピリチュアリズムの普及について、そして、当時から現在にかけてのイギリスのスピリチュアリズムについて確認したうえで、実践のスピリチュアリズムについて学びました。
今回は以下の資料を活用しました。
●日本のスピリチュアリズム展開に期待する、霊界の大先輩スピリチュアリスト――英国スピリチュアリズム界は、G・ヒギンソンの精神に立ち返れ! リンクはこちら
●シルバーバーチの新たなる啓示の30~56ページのゴードン・ヒギンソンとシルバーバーチ霊の対話
●3.スピリチュアリズムによる人類の霊性復興運動……地上サイドから見たスピリチュアリズムから (4)スピリチュアリズム運動の進化・発展 (5)スピリチュアリストの3段階(レベル) リンクはこちら
●過去の読書会からいくつかの資料
今回活用させて頂いた資料から、ゴードンさんが地上人生で成し遂げたったことは、信仰実践のスピリチュアリズムの普及だったことがよく解ります。その熱い思いから自らが会長を務めるSNUに対する強烈な批判を述べていますが、孤独な中での奮闘だったのではないかと想像します。十分な量のシルバーバーチの霊訓から繰り返し学べ、素晴らしい読書会が更に増えつつある私たちの状況は、当時のゴードンさんよりもはるかに恵まれているのだと思います。
イエスの地上降臨をはじめ、実践のスピリチュアリズムを最高度に体現してくださる普及会の方々もおられます。今の日本は多数の国の中でもっとも優れた霊的通路が構築され、最強の霊力が注がれる場になっていることを表しているのだと思います。人類史上これまでにないほどのイエスの霊的影響力が地上に及んでいますが、それでも祖国日本と故郷沖縄を含め、現状の地上世界はまだまだ霊力の通路が乏しい暗黒の世界なのだと思います。
イエス御自身も、自らが地上へ降臨するだけでは何も意味がないと述べています。それでも、イエスは霊的生命を懸けるような苦しみの中で、限界を超えるほどの奉仕実践として、地上と幽界への降臨を成し遂げたのではないかと想像します。
神の僕として、イエスを頂点とした無数の高級霊が地球人類救済のために働いていますが、最後の砦は肉体を携え人生を歩む地上の人間なのです。一人一人の人間に霊的真理を伝え、それぞれが実践信仰学びを積み重ねていくという地道な歩みによってのみ、人類は救済されるのです。
今の地上世界は、霊的無知による唯物主義が蔓延し、そこから発生する物質中心主義と利己主義によって、様々な悲劇が引き起こされ続けています。まさに地獄暗黒の世界なのです。そこに最高峰の霊界通信としてシルバーバーチの霊訓が降ろされ、霊的真理・知識が地上に届けられました。そして、霊的真理・知識との出会いを果たした人間は霊的覚醒の時を迎えます。そこから霊的真理への実践と学びを重ねることで、地上世界の中心にある物質中心主義・利己主義を霊中心主義・利他主義へと置き換え拡大させていくことになるのです。そうした積み重ねの集大成として、神を親とした霊的同胞世界・地上天国へと至り、全人類の救いが成就されるのです。
スピリチュアリストには三段階の霊的レベルがあります。
①初めの段階として、物理現象などの心霊研究を通して霊と霊界の存在を確信する段階
②霊界通信によって霊的知識・霊的教訓を学ぶ段階
③霊的真理の実践によって霊的成長の道を歩む霊的人生の段階
今回学んだ資料から、ゴードンさんが地上に居られたころから現在までイギリスのスピリチュアリズムは、進歩していないことがよく解ります。霊的真理・知識は降ろされたものの、そこにとどまり、真理の実践信仰への歩みがなされていないことが伝わります。こうした段階にとどまっていることは、スピリチュアリスト自身が自らを霊中心主義・利他主義へと変革させることが出来ないことになります。結果として、高級霊の道具として働くことは叶わないのです。また、霊的人生の範を垂れることが出来ないスピリチュアリストは、霊的無知にある地上人から見ても、心霊愛好家や心霊マニアのようにしか見えないのだと思います。
シルバーバーチの霊訓に示された教えはイエスの教え思想です。シルバーバーチの人生観として、地上人生は一時的な仮の人生であり、霊界での人生に備える場であると述べています。また、地上世界で最も価値のあるものは霊的成長であり霊的成長をなすことが正しい地上人生であるということです。
価値の無い人生といわれると気を悪くされる方もおられると思いますが、霊的事実として、人間は地上世界に誕生する前に、霊的成長のための人生計画を立てることが明らかになっています。しかし、地上世界に霊的真理が広まっていないために、全体としての地上世界は霊的無知の状況にあります。そうした地上世界で霊的成長を成し遂げることは本当に困難なのです。霊的記憶をリセットされ、まっさらな状態で地上に生まれた人間が、霊的無知にある親や家族に教育され、霊的無知を土台に構築された世界で過ごすことになるのです。こうした状況では、生まれる前に計画した霊的成長を成し遂げるのは困難です。同じ課題をクリアするため、苦しい人生をやり直すことにもなりかねないのです。しかし、こうした状況も霊的影響力が地上に広まるにつれ、様々な形で改善されるのだと思います。
霊的成長を成し遂げるための基本的な実践項目は
①霊主肉従の努力(霊優位の努力)
②利他愛の実践
③苦しみの甘受
ゴードンさんがイギリスで広めたかったのは、シルバーバーチの霊訓として降ろされた霊的真理・イエスの教えの実践だったのです。日本のスピリチュアリズムは実践の深化発展への道を歩んでいます。その方向性は間違いないものであるという事実への認識がより強固となった今回の読書会でした。これまでの学びと実践をもっと発展させていきたいと思いを新たにしています。
以下は参加されたメンバーの感想です。
新年最初の読書会は、霊界の大先輩スピリチュアリスト「ゴードン・ヒギンソン」について教えていただきました。今回使用した資料の中で驚いたのが『シルバーバーチ新たなる啓示』の中に載っているとされるヒギンソンさんの身体から長く流れている大量のエクトプラズムの写真です。ハッキリと写っていました。何よりもヒギンソンさんの素晴らしいところは卓越した能力の霊媒だったことより、英国スピリチュアリズム界のリーダーとしてスピリチュアリズム運動のために人生を捧げ尽くした本物のスピリチュアリストだったことだそうです。沢山の苦労がある中、自己犠牲の精神で貢献されたのがよくわかりました。たとえ霊媒能力がなかったとしても、きっと何かしら霊的真理の普及に全身全霊で関わったであろうと思います。本当に良き目標となるゴードン・ヒギンソンさんは私にとって、とても高い目標ではありますが、きっとゴードンさんも霊界から他の高級霊と共にスピリチュアリズムを学び実践していこうと努力している全ての人を応援してくれていると信じて私も頑張ります。そして、資料の一文にあったシルバーバーチの言葉「自信をもって断言しますが、われわれ霊界の者が人間を見放すようなことは絶対にありません」それを心に留めることで勇気をもらった読書会となりました。 40代女性
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