【 シルバーバーチの言葉 2024 】

●2024年11月
私は地上の存在ではありません。霊の世界にいるのですから、地上での仕事を成就させるためにはあなた方がその手段を提供してくれなければなりません。あなた方は私たちスピリットの腕であり身体です。あなた方が道具を提供し、その道具を使って私たちが仕事をするということです。忠実に、誠意をもってこの仕事に携わる者が、後で後悔することは絶対にありません。
シルバーバーチの霊訓2巻 2章 宿命と自由意思
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●2024年10月
生命ある存在は誕生によっていただく遺産として神性を宿しております。そして地球という惑星上の全生命は究極において唯一の霊的ゴールに通じる道をたどりつつ永遠の巡礼の旅を続けております。どの道をたどるかは問題ではありません。巡礼者の一人ひとりが真摯に自我の向上を求め、責任を遂行し、与えられた才能を開発して、その人が存在したことによって他の人が霊的な豊かさを得ることができるようにという、誠実な動機をもって生きればそれでよいのです。
シルバーバーチの霊訓8巻 2章 自由意思
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●2024年9月
光と闇、日向と陰、こうしたものは一つの全体像の反映にすぎません。陰なくしては光もなく、光なくしては陰も存在しません。人生の苦難は魂が向上していくための階段です。困難・障害・不利な条件――これらは魂の試練なのです。それらを克服していくことによって魂がいっそう充実し、向上し、一段と強くそして純粋になってまいります。あなたは、無限の可能性を秘めた魂の潜在力が、困難も苦痛もなく、陰もなく悲しみもなく、人生の浮き沈みを何一つ体験せずして発揮されると思われますか?もちろんそうは思われないでしょう。人生の喜び、愉快な笑いの時は、人生の辛酸をなめつくして初めて解るのです。なぜなら、深く沈んだだけ、それだけ高く上がれるからです。地上生活の陰を体験しただけ、それだけ日向の喜びを味わうことができるのです。体験のすべてがあなたの進化の肥やしです。そのうちあなたにも、肉体の束縛から解放されて物的な曇りのない目で地上生活を振り返る時がまいります。そうすれば、紆余曲折した一見とりとめもない出来事の絡み合いの中で、一つ一つがちゃんとした意味をもち、あなたの魂を目覚めさせ、その可能性を引き出させる上で意義があったことを、つぶさに理解なさるはずです。
スピリチュアリズムによる霊性進化の道しるべ 6章 摂理は完全であり、自動的に作用します
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●2024年7月
たとえばキリスト教では、自分たちで勝手にこしらえた教義を盲目的に受け入れた人のことを善人のような言い方をします。が、実は、それは人間の宗教性の本質を窒息死させる行為にも等しいものです。なぜかと言えば、それではその後の人生は何をやっても“善人”であることを保障することになるからです。自分では正しいと信じていても間違っております。
そういう人工的な規準とはまったく関係のない“基本的善性”というものが存在します。あとに残るのはその基本的善性の方です。倫理・道徳には二種類あります。政治的道徳、経済的道徳、伝統的道徳といった類が一つ。もう一つは霊的要素によって決まる道徳です。あとに残るのは霊的要素のみです。
霊的新時代の到来 1章 永続性があるのは、唯一、“愛の絆”だけです 無料掲載ページ↗
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●2024年6月
「理屈を言ってはいけません。ただ信じればよいのです」――私はそんなことは申しません。反対に「神が与えてくださったもの(知的思考力・理性)を存分に使って私を試してください。しっかり吟味してください。そして、もしも私の言うことに卑劣なこと、酷(ひど)いこと、道徳に反することがあれば、どうぞ拒否してください」と申し上げます。 「(中略)」 今こうして語っている霊媒の口から、皆さんの理性が反発を覚えるようなこと、大霊の愛と矛盾するようなこと、愚かしいこと、皆さんの知性を侮辱(ぶじょく)するようなことが聞かれるようになったら、それは私の失敗を意味します。そして私の時代は終わりを告げることになるでしょう。
シルバーバーチの教え(上) 3章 霊界を挙げての大計画 無料掲載ページ↗
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●2024年5月
皆さんは死んだあともずっと生き続けるのです。その時までは、本当の意味での“生きる”とはどういうことなのか、何ものにも拘束されずに生命の実感を味わうというのはどういうことなのか、肉体に閉じ込められた今の魂では理解できない“自由”の味を満喫するというのはどういうことかはお解りにならないでしょう。
一度もカゴの外に出たことのない鳥に、囲いのない広々した森の中で、枝から枝へと飛び渡れるということがどういうものかが解るでしょうか。
霊性進化の道しるべ 4章 真理はすべて素晴らしいのです 無料掲載ページ↗
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●2024年4月
わたしの使命には二つの要素があるとみています。一つは純粋に破壊的なもので、もう一つは建設的なものです。長いあいだ人間の魂の息を詰まらせてきた雑草――教会による虚偽の教え、宗教の名のもとに説かれてきた意味のない、不快きわまる、時には冒涜的でさえある教義を破壊するのが第一です。そうしたものは根こそぎ一掃しなければいけません。人生が本来の意義を果たすのを妨げるからです。それが破邪の要素です。
建設的要素は、正しい知識を提供して、受け入れる用意のできた人にとって、それがいかに自然で、単純で、美しく、そして真実味があるかを説くことです。

地上人類への最高の福音 9章 霊の優位性の自覚にもとづく修養的生活――これが最高の生き方です↗

●2024年3月
私がお教えしているのはごく単純な真理です。しかし単純でありながら大切この上ない真理です。地上人類が自らの力で自らを救い、内在する神性を発揮するようになるためには、そうした霊的真理を日常生活において実践する以外にないからです。  55ページ

私どもは地上の人々がみずからの力でみずからを救い、死せる過去と決別し、精神と霊を物質による奴隷的束縛から解放する方法をお教えするために戻ってまいりました。古くからの教えであるからといって有難がってはいけない———知的な目をもって真理を探究し、常識に反し理性を反発させるものは一切拒絶しなさい、と申し上げているのです。  61ページ

シルバーバーチの霊訓 5巻4章 軽蔑と嘲笑の中で↗

●2024年2月
霊界には地上の様々な状態ー——動乱・混とん・暴力・破壊・強欲・大欲・嫉妬、要するに人類全体にはびこっている物欲優先の産物の処理に深く関わっている高級霊団が存在します。宇宙の大経綸組織の一部を担っている霊団です。
人間が真の自我に目覚め、自分とは何なのか、なぜこの地上に存在しているのか、この地上を天国のような住処にする上で人間は何をなしうるかを自覚するには、まずそうした物欲優先の産物を根絶しなければなりません。すべての人間が霊的光明のもとで生きるようになれば、必ずや地上天国が実現するように意図されているのです。

シルバーバーチの霊訓 11巻4章 既成宗教のどこが間違っているのか↗

●2024年1月
私は、同じ愛でも、家族てきな絆に根差した愛よりも、奉仕的精神に根差した愛のほうがはるかに尊いと信じている者の一人です。奉仕的精神から発動した愛のほうがはるかに偉大です。自分という”一個”の存在の心と知性と魂を”多数”の人間の運命の改善に役立てようとするとき、そこにはその見返りとしての己の栄光をひとかけらも望まない”光輝く存在”を引き寄せます。生きる喜びをひとかけらも味わうことを許されない無数の魂の存在を地上に見ているからです。

 シルバーバーチの霊訓 7巻7章 真理は法律では縛れない↗