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【 2021年4月:内容と感想 】

 4月の読書会です。沖縄では第二水曜と第二日曜に読書会を行っていますが、日曜の会場をより良い場所に出来ないかと考えています。その一環として3月と4月は場所を変更し、うるま市の地域交流センターで日曜の読書会を行いました。
 場所選びには関係ないのですが、施設の2階にある会場を出て外階段から降りる時にイソヒヨドリが鳴きながら寄ってきました。餌をもらえるかと期待しているようでしたが、あいにく手元に何もなかったので我慢してもらいました。活発で人懐っこく元気な鳴き声の鳥で、沖縄ではスーサーとも呼ばれます。以前の職場で心優しい先輩がいたのですが、この方の手のひらにスーサーが乗っていたのを思い出しました。
 4月の読書会はレギュラーメンバーの方が都合で参加できなかったので、水曜日曜とも一人で行いました。読書会は霊的学びを深める大切な時間です。当然、その背後では守護霊や指導霊をはじめとした霊界からの働きかけがあるのだと思います。今回はそうした事実をより意識しながらの読書会になりました。学びとともに課題も得ることのできた有意義な読書会となりました。今回は4月の関西読書会の資料を活用して学びました。以下は4月の関西読書会の内容へのリンクです。

関西シルバーバーチ読書会 4月の読書会 リンクはこちらです。

 今回はDVDの動画資料、死生観に関するレジュメやパネルなど頂いた資料を活用して読書会を行いました。普及会の皆様が吟味を重ねて作成した資料です。こうした貴重な資料を提供いただき活用できることに有難いことだと霊界からの導きに感謝ですし、これからも霊的成長と奉仕へと挑んでいきたいと心を新たにする思いです。
 人間の本質は霊です。人生の全ては霊的成長のためにあり、この物質世界もそのために存在するのだと私は信じます。また、人間とは何なのか、どういう存在なのかという根本を知ることの大切さ、霊的知識に基づいて人生をどのように生きたら良いのかという指針も同時に与えて頂いた今回の学びでした。
 「人間は神を親とした霊的兄弟姉妹である。」との言葉は真実を示していますが、現在の地上世界は霊的無知の状態にあり、そうした霊的認識を持つことが出来ません。人間を含めた地上世界のあらゆるものを唯物的な視点から見ることしか出来ないのです。人間は他の生物には無い知性や情緒や意思を持つことを認めながらも肉体や脳に付随するものと考えています。結局は霊的無知により唯物主義を抜け出ることができていません。
 地上世界には人間を区別(分断)させる要素が沢山あります。人種民族の違い、男女の違い、国家の違い、価値観の違い、宗教の違い、育ちの違い、物的才能の違い、人間を区別分断しようとすればいくらでもそうした要素を見つけ出せます。そうした違いから偏見や差別がうまれ、無意味な対立や憎しみがうまれ、無意味な優越感や劣等感がうまれ、物的違いという幻による人間の分断は、多くの悲劇や悲しみを生み出し続けています。
 神は一人一人の人間の霊的成長のために最適な物的条件を整え与えて下さいました。与えられた肉体や様々な物的条件は、その人生を通して霊的成長を成し遂げるために神が与えた物なのです。しかし、霊的無知ゆえに神より与えられたそうした物的要素を霊的成長と奉仕のために生かせていないのです。頂いた資料から要点を抜粋します。

●人間は霊的存在
・永遠に個別性を持ち、霊的進化の道を歩み続ける。
・人間は、神(大霊)の子供であり、神(大霊)と人間は、親子関係
・全人類は、神を共通の親とする霊的兄弟姉妹であり、霊的一大家族

・人間は霊をそなえた肉体ではなく肉体をそなえた霊的存在だということ、肉体はいずれ死を迎えて滅びるが、霊に死はなく永遠の生命と個性を神より与えられている。

・霊的視野で自分を見る
・霊的視野で回りの人々を見る


 私は人間は霊的存在であり神性を備えるからこそ偉大な可能性を秘めていること、神を親とした霊的一大家族であることを知ることで前向きな気持ちになれると考えます。人間は肉体を備えた霊的存在ですが、肉体は人間の霊を強く束縛します。私を含めた霊的真理を知った人間も例外なくその束縛を強く受けますし、意識しなければ簡単に肉主霊従へと陥ります。そうした時に、霊的視野で自分を見つめ顧みることが原点に立ち返る力となります。「基本的な霊的真理を学び日常に生かす」こうした努力を積み重ね続けることが大切なのだと改めて思わされました。