【 2018年6月読書会①:内容と感想 】
6月の定例読書会です。今回はシルバーバーチの教え10章『霊的進化の道を歩む神の子供たち』から学びました。
以下は、霊訓からの抜粋と感想です。
『 抜粋 』
種子が暗い土の中に埋められるのは、養分を摂取して発芽後の成長に備えるためです。それと同じく、人間の生命の種子が物質界という暗黒の世界に生まれてくるのは、霊界へ戻ってからの進化に備えて地上生活での体験を積むためです。
地上人生のあらゆる体験は、大きな計画の中の一つです。落胆・挫折・悲しみ・痛み……これらは人間的心情からすればあって欲しくないものかもしれませんが、魂の進化にとっては、とても貴重な体験なのです。
しかしあなた方は、その体験の最中にあってはそうは思えないでしょう。人生体験の価値を明確に認識できるようになるのは、こちらへ来て地上人生の一部ではなく、全体を振り返ることができるようになったときです。さまざまな逆境を通して人間性が試され、悲哀を通して魂が強化されたことを知るようになるのです。 160ページ6行~最終行
『 感想 』
どなたも、これまでの人生で苦労や困難を体験しているかと思います。その時には、いやな思いを感じますし、その中に埋没してしまいがちですが、何年もたってからふと気が付くと、これらの苦難のおかげで自身が人間的に成長できたのだと感じるのだと思います。
霊的真理を知ってからも未熟さから多くの失敗をしたり、困難を味わっていますが、私自身の失敗や困難に対しての受け止め方が、霊的真理を知る以前とは明らかに違っています。私なりの言葉で書くと、日常で困難に遭遇したり嫌な体験をしたりして、その原因が目に見えなくても理不尽に思える事でも他人のせいにしないこと、とにかく受け止め感謝をもって心を乱さずに自身の糧にするように意識できるようになっています。
これはとても凄いことだと思うのです。私が凄いのではなくて、霊的真理を知ることによって困難を受け止める智慧を与えられたことの有難さ、困難の本質が僅かでも解ったことが凄いし素晴らしいことなのだと思うのです。
霊的真理を与えられたことの有難みを改めて感じましたし、これからの人生でその素晴らしい真理を可能な限り多くの人へお伝えしたいと思います。
『 抜粋 』
生命を持っているもののすべてに大霊の息吹があればこそ、物質界の最下等の生命体から聖人君子に至るまで、大霊につながっていると言えるのです。いかなる極悪人も、限りなく美しい心の持ち主も、内部に大霊の息吹を宿しているという意味で兄弟姉妹なのです。摂理から逃れられる者は一人もいません。全人類がお互いに責任を持っているということです。 164ページ11~15行
『 感想 』
神(大霊)は全ての存在を創造しましたが、その中でも人間にのみ神性を自由意志を与えました。それにより、地球を霊的に進化させることも退歩させることも出来る能力と責任を持つことになりました。
シルバーバーチの述べる『極悪人、限りなく美しい心の持ち主』も自由意志を持つ人間だからこそ、そのように幅が広くなるのです。これまでの地上世界には人間が霊的成長を成し遂げ幸せになり、地球に真の平和を招来させるための方法・指針がありませんでした。シルバーバーチの霊界通信によってその指針(霊的真理)が降ろされたのです。地球・人類の霊的変革が静かながら着実に前に進んでいるのです。
『 抜粋 』
――死後にも進化向上することができるということは、霊界において邪悪な動機から罪を犯し、より 低いレベルの界層に堕ちることもあり得るのでしょうか。
もちろんです。すでに霊の世界に来ていながら、何百年、時には何千年ものあいだ進化することなく、地上時代と同じ煩悩を抱き続けている者が少なくありません。彼らは貪欲で本能的欲望に満ちており、霊的摂理を理解しようとしません。霊的なことに対する感性が芽生えないのです。身は霊界にありながら、意識としては完全に地上で生活しており、しかも下降の一途をたどっています。 170ページ1~6行
『 感想 』
霊的真理を知った立場にいても、毎日の生活で霊的意識を保ち続けることは難しいことを思わされます。そう考えると、霊的真理を知らないのに、日本という国が問題は沢山あっても、このように安定して運営され一定の社会秩序を保っていることは凄いなぁと思います。
肉体の死後、霊界に来ていながらも地上時代と同じ煩悩の世界に生きて、霊的下降の一途をたどっている霊が沢山いるとシルバーバーチは述べています。
この問題は霊界・地上世界の双方にとって多くの悪影響を及ぼしますが、それを無くすためにも地上世界に霊的真理を広め、全ての人間が地上人生のうちに基本的な霊的真理を学び、地上での人生を霊的成長と奉仕の為のスタートラインにすることが必要だと改めて思わされました。
『 抜粋 』
――ペットは死後も存続するそうですが、他にも存続する動物がいるのでしょうか。
はい、います。私たちが地上にいたとき友人のようにしていた多くの動物たちや、(あなた方がかわいがっていた)犬や猫などのペットは、死後も人間の中に混じって生きています。これらの動物たちは、人間の愛情を受けて一種の個性(パーソナリティー)を発現するようになり、そのパーソナリティーを携えて死後も人間の霊に混じって生きているのです。しかし、長続きはしません。ほんの一時期のことで、やがてそれぞれの「種」の母体であるグループ・スピリットの中に融合していきます。大霊の子供である人間は、大霊の力を有しているお蔭で、まだ発現していない意識を持った動物に、死後に存続する力を与える能力が備わっていることを知ってください。本来の進化の過程においてその意識が発現する時期を一歩早め、進化を促すことができるのです。それが「愛の力」なのです。 172ページ1~11行
『 感想 』
人間を含め、全ての存在を霊的に成長進化(愛を注ぐ)させることが出来るのは神と人間だけなのです。本当に凄いし素晴らしいことなのだと思います。人間は自由意志によってそれとは逆の選択も出来ますが、全ての人間は霊的成長を目指す本能(神性)を携えているので、複数回の再生を繰り返しながら、確実に霊的成長を成し遂げるのです。
霊的真理を知ったものとして、率先して愛と奉仕の先駆けとなっていきたいと思います。
*少しそれますが、朝の通勤時に車の中で、良い歌を歌うことがあります。色々歌いますが日本青年会議所の歌を歌いながら運転したりします。参考までにリ ンクを付けます。 https://www.youtube.com/watch?v=UCyQ5GS3jjw
『 抜粋 』
――創造進化の大業が殺戮の血に染められてきたという事実のどこに、神の善意と愛のしるしが見いだせるのでしょうか。
なぜそのように小さな一部分を見るだけで、全体を見ようとしないのでしょうか。創造進化があるという事実そのものが、神の愛のしるしと言えるのではないでしょうか。あなたは、そういう考えに思い至ったことはありませんか。低い次元から高い次元へと進化するという事実は、摂理の背後に「愛の力」があるということの証拠ではないでしょうか。 175ページ6~12行
『 感想 』
私も人類は確実に霊的進歩の道を歩んでいると思います。確かに人類の歴史は戦争と殺戮を伴うものですが、未熟な人間が自由意志の使い方を間違った結果であって神の責任ではありませんし、人間はその失敗と大きな犠牲から学んでいると思います。まだまだ未熟な人類はこれからも多くの悲しみと悲劇を自ら招くことは避けられませんが、その数は減り、ゆっくりとでも本当の平和へと進んでいくのだと思います。
その為に絶対に必要なのが霊的真理の普及です。真理普及の波はどんなに強大な勢力でも止めることが出来ない段階に来ていますが、その普及をより進めるか遅くするかは人間の選択にかかってきます。真理を知ったものとしてこれからの人生を使い、その普及に尽力していきます。
『 抜粋 』
――我々より霊的に進化している、あるいは劣っている人間的存在が住んでいる天体がありますか。
ありますとも! あなた方より進化している人間的存在の住む天体はたくさんあり ます。地球と呼ばれている惑星は、この大宇宙に存在する無数の惑星の一つにすぎません。しかも、地球より劣っている天体は一つあるだけです。 177ページ3~7行
『 感想 』
小中学生の頃に、オカルト雑誌で宇宙人に連れ去られて手術をされた体験記を読んだり、宇宙人が地球を侵略する為に調査に来ているなどの話を読んだりした記憶があります。
でも、シルバーバーチは地球より霊的進化が劣っている天体は無数ある天体の中で一つだけだと述べています。霊的進化をした存在が残虐行為や侵略行為をすることはあり得ませんね(笑)
小さいころに読んだこれらの記事は、霊的に未熟な人類が考えた空想や思い込みなのだと思います。宇宙人の侵略を心配する必要はないということだと思います。(^^♪