HOME > 読書会内容・感想 > 2018年:内容と感想 > 【 2018年2月①:内容と感想 】

【 2018年2月①:内容と感想 】

 2月の読書会です。今回の定例読書会は1人で行いました。

今回はシルバーバーチの教え6章 すべてを支配する神の摂理 から学びました。

以下、抜粋と感想です。



『 抜粋 』
 大霊はあなた方の内部に存在しています。進化の跡をたどれば確かに人間は向上しており、動物的進化の痕跡もとどめてはいますが、それは大霊の賜物の一部にすぎません。あなた方はそれをはるかに凌ぐ霊の資質を内部に宿しており、その力を発揮すれば地上にあっても神の如き生き方が可能となるのです。    89ページ3~6行

『 感想 』
 人類は確実に霊的向上していると思います。近代史だけを見ても現在の民主主義国の多くが植民地支配や人種差別、奴隷制度をしていたのが100年もたたないうちにそれは許されることではないという認識に変わっていることからも思います。シルバーバーチの指摘する動物的進化の痕跡とは煩悩のことではないかと考えていますが、人間は霊的成長を目的として肉体に宿るがゆえに、物質世界ならではの煩悩も霊的成長に必須のものとして与えられた賜物という意味で述べているのではないかと思います。煩悩に流されるを良しとせず、感謝の思いで向き合い、より良い生き方を目指す努力を通して霊的成長と貢献につなげていきたいと思います。


『 抜粋 』
一人ひとりの人間の内部には、いかなる病気も癒す力と、いかなる困難も克服する力が備わっているのですが、あなた方はまだそれを理解 していません。人間は窮地に陥ったときに内部の貯蔵庫から霊力を引き出すことができます。このように神の王国は各自の内部にあるのですが、人々はそれをまったく理解していないのです。その貯蔵庫から必要な霊力を引き出すためには、大霊(神)の摂理にのっとった生活に徹すればよいのです。しかし、果たして何人の人がそれを心がけているでしょうか。   89ページ7~12行

『 感想 』
 人間の体には自然治癒力が備わっていますが、その能力を発揮させる環境を整えることでガン、重度のアレルギー、自己免疫疾患などが改善する例は沢山あります。しかし、シルバーバーチは別のところで、前世のカルマによってどうしても命と引き換えに償いをしなければならないこともあると述べています。なので、カルマを返すために命と引き換えにしなければならないこと、難しい難病などは一生涯つきあっていかなければならないものだと思っていました。今もそういう例があるのだと考えています。
 大阪に難病克服支援センターという団体がありますが、このセンターは聞いたこともない病名で病状も深刻な難病の方々に心のあり方を含めた生活習慣改善のサポートを行い、多くの人を改善に導いています。カルマを解消して病気を克服するにはそれだけの困難が伴いますが、多くの改善例を読んで衝撃をうけました。私が考えていたよりはるかに人間の秘めた自然治癒力は大きいのだと思いました。
 シルバーバーチは摂理にのっとった生活に徹すれば、秘めた霊力を発揮できると述べています。何気ない日常の中でもその努力を続け、霊的可能性を引き出せるように努めたいと思います。
難病克服支援センター改善例  https://guide.simdif.com/healing.html
 

『 抜粋 』
 人生は行為だけで成り立っているのではありません。口にする言葉や心で思うことも大切な要素です。行いだけが重要であると考えてはいけません。確かに行いが重要であることは事実ですが、言葉や思念も、あなたという存在の大切な一部なのです。よく言われるように、多くの人間が思想の主人ではなく、その奴隷となっています。  89ページ13行~90ページ1行

『 感想 』
 誰でもそうですが、私も悪感情や否定的な考えが湧き出ることがあります。以前はそんな自身を責めて暗い気持ちになっていました。真理と出会い、上の部分を読んでもそうでした。シルバーバーチは人間が真理を知らないうえに霊的に未熟だということを理解したうえで、ありのままの事実を述べているのだと思います。今の私はその頃とは違い、悪感情や否定的な気持ちが湧き出ても、それを見つめて切り替えることが以前よりかなり出来るようになりました。いつからそうなったのかは解りません。でも少しづつ成長できているのだと上の部分を読んで気づかせてもらえました。


『 抜粋 』
 人間はその内部に、何よりも貴重な「神性」を宿しています。あなた方は大霊の一部なの です。地上のどこを探しても、それに匹敵する宝や富は存在しません。私たちは、魂の内部の鉱脈を探査し、肉体的本性の奥に埋もれた霊のダイヤモンドをいかにして引き出すか、それをお教えしようとしているのです。
そのためには霊界の最高の界層のバイブレーションに反応するようになっていただかなくてはなりません。あなた方は決して一人ぼっちではないこと、周囲には常にあなた方を愛する大勢の霊たちがいて、見守り、導き、援助し、鼓舞しようとして待機していることを知っていただきたいのです。そうした中で霊性が開発されていくにつれて少しずつ大霊に近づき、摂理と調和していくようになることを悟っていただきたいのです。  95ページ3~11行

『 感想 』
 全ての人間は神性を宿していますが、神性を発露することはとても難しいことだと思います。人それぞれに日常の中で様々なトラブルや人間関係などの悩みなどがあったり、自身の内面葛藤があったり、ほっと一息をついたりすることもあると思いますが、そうした目の前の日常に追われる中で、神性を発露するのは本当に難しいのだと実感しています。
シルバーバーチは「あなた方は決して一人ぼっちではないこと、周囲には常にあなた方を愛する大勢の霊たちがいて、見守り、導き、援助し、鼓舞しようとして待機していることを知っていただきたいのです。」と述べていますが、今の私にとって大切なポイントのような気がしました。この言葉を意識して日々を過ごしてみたいと思います。


『 抜粋 』
あなた方は、大霊の子供である地上の同胞に奉仕することによって大霊に奉仕すること になります。同胞のために役立つことをしているとき、大霊の無限の腕に抱かれ、その愛に包まれ、それが完全なる安らぎをもたらしてくれるようになります。   95ページ12~14行
真の幸福とは、大霊と一体になった者に訪れる安らぎのことです。それは心が大霊のリズムで鼓動し、大霊の意思と一致し、魂と精神が大霊と一つになっている状態のことです。大霊の摂理と調和しているから安らぎがあるのです。それ以外に安らぎは得られません。   99ページ8~11行

『 感想 』
 ボランティア活動などを通して人の喜ぶ様子や笑顔をみて、感謝と幸せの気持ちに満たされた経験がありますが、ボランティアなどといわなくても人の為に役立てた時に幸せな気持ちに満たされた経験は誰でもあるかと思います。
 自身の弱さ醜さを忘れ、目の前の人の為に尽くすときに霊的な安らぎを得ることが出来るのだと思いますが、その状態を維持できる時間は本当に短いものだと実感します。
 それでも日常を自身の為でなく世の中全体、自身以外の人の為に役立てるように霊的真理を学び、実践し、私が関心のある健康に関しても学び、奉仕できるように備えていこうと思います。