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【 2024年1月:内容と感想 】

1月の読書会です。2021年4月にイエスの地上再臨が実現してから、今年の4月で3年になります。普及会のインフォメーションや普及会主催の読書会で学び、イエスのお言葉を聞くという本当にありがたい立場にあるのだと感じています。
同時に、そうした私どもには、更なる責任があるのだという霊的事実をしっかりと受け止め、“それぞれの責任と努力”において“自身の霊的資質を高め”なければなりません。時には失敗や躓きもあると思いますが、しっかりと前進すべく頑張っていきたいと思います。

今回は、以下の上から順に4つのリンクから学びました。(5つ目のリンクは讃仰の祈りに関連します。)今の地上世界には利己主義が蔓延り、様々な悲劇が止むことがありませんが、その根本原因は人類の霊的無知です。そうした霊的無知を一掃し、人類を救済するため、イエスが指揮する高級霊団により霊的真理が降ろされました。人類が霊的無知を克服し真に救われるためには、手にした霊的真理を正しく学び正しく実践信仰することが必要です。そして、そうした動きが人類全体に広がることで、全人類の救済が実現します。

霊的真理の実践は大きく次の3つに分けられます。
①霊主肉従
②利他愛の実践
③苦しみの甘受

他にも祈り・瞑想・霊性教育などがあります。

今回は、その実践項目でも霊主肉従について、キリスト教の霊肉問題についての見解、古代ギリシアとスピリチュアリズムの霊肉問題についての見解を学び比較しました。そして、人間が五つの構成要素からなる肉体を携えた霊的存在であるということも確認しました。人間を構成する5つの要素は以下に分類できます。
●霊的要素
①霊
②霊の心(魂・霊的意識)
③霊体
●肉体要素
①肉体
②肉の心(肉体本能的意識)


地上の人間は霊的存在であると同時に、肉体を携えるが故に、霊的意識と肉体本能の両方が合わされた状態で自我(顕在意識)を表現します。霊的意識は潜在意識と定義づけられ、脳を介してその一部が顕在意識として表現されます。肉体本能はから成る顕在意識です。顕在意識の中で霊的意識が肉体本能よりも大きく優位な状態が霊主肉従です。反対に霊的意識が萎んで、顕在意識が肉体本能に支配されている状態が肉主霊従です。肉体を携えた霊である地上の人間が霊的成長を成すためには、霊主肉従へ向けての努力を避けることは許されないのです。

ニューズレターの創刊号では以下の二つの資料・リンクから学びました。
ニューズレター創刊号 スピリチュアリズムは学問ではありません。霊的真理にもとづく実践的な生き方なのです ↗
ニューズレター創刊号 スピリチュアリストとしての霊的実践は、霊優位のための自己コントロールから始まります ↗
上記の二つのリンクとも表題がその内容を示して下さっています。地上的道徳的な教訓、多くの人々が関心のある健康に関する知識など、誰しも納得する教訓や知識がありますが、知識ばかりため込んでも実践しなければ役には立ちません。霊的真理・霊的知識も同じです。大阪スピリチュアリズム・サークル「シルバーバーチ読書会」でもこれまでに何度も学ばせてもらいましたが、霊的真理を正しく学び、正しく実践信仰しなければ何の価値もないのです。

地上の人間も霊的存在ですが、霊と相反する性質を持つ肉体を携えるが故に、霊的真理知識の実践はとても困難で苦しみを伴います。霊的真理を知った私たちスピリチュアリストも同様です。しかし、それはとてもありがたいことなのです。霊的真理を知ったからこそ、霊主肉従の努力の重要性とその価値を知ることができたのです。既存の宗教でも肉欲の放縦に歯止めをかけることの大切さを説きますが、地上人生を終えるまで続けなければならない霊肉の闘い、その意味を、何よりも説得力を持って示しているのが、シルバーバーチの説く霊的真理だと私は確信しています。まず最初の実践項目として霊主肉従の努力を土台とし、利他愛の実践、苦しみの甘受など基本的な実践を重ねなければならないのです。


救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体像 YouTube 今回は(4)霊的真理から救いに至る自力救済のプロセス ↗

(1)霊優位(霊主肉従)と肉優位(肉主霊従)↗

ニューズレター創刊号 スピリチュアリズムは学問ではありません。霊的真理にもとづく実践的な生き方なのです ↗

ニューズレター創刊号 スピリチュアリストとしての霊的実践は、霊優位のための自己コントロールから始まります ↗

インフォメーションNo.49 “スピリチュアリズム大国・日本”への道筋 讃仰の祈りについても触れています。 ↗

以下は参加メンバーの感想です。


2024年がスタートとして最初の読書会では「スピリチュアリズム(スピリチュアリスト)の3段階」や「霊的真理から救いに至る自力救済のプロセス」「救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」を学び、霊主肉従(霊優位)の生き方、大切さの学びでは「霊主肉従・肉主霊従の発生メカニズムや「地上人の身体構造・地上人が自覚する(心)」「潜在意識と顕在意識」など、深い内容が沢山まとめられた資料を用いて教えて頂きました。私は、昔から、人の身体構造や意識(誰が創ったのか…等)が不思議で、読書会に参加するようになり、普及会さんの資料で学べば学ぶほど、全知全能である創造主の見事な完璧さを感じます。霊主肉従を実践することに関しては、生涯、自分との戦いになり、相当な努力が必要だと思っています。その他、ニューズレターから「スピリチュアリズムは学問ではない」を輪読しました。数十年も前のニューズレターとのことで普及会さんの長年の活動に歴史を感じ、スピリチュアリストとしての生き方に感銘を受けました。私は霊的真理を学んでいる途中の、まだまだ未熟者ですが、長年かけて作成された素晴らしい資料で学べる事に感謝して霊的真理を正しく学べるよう頑張っていきたいです。最後にメンバー三人による「神への讃仰の祈りと誓い」の唱和で読書会を終了しました。
50代女性