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【 2021年1月:内容と感想 】

 新しい年が明けて最初の読書会です。今年の沖縄は年末から年明けにかけて気温の上下が激しい印象で、寒いときはかなり冷えましたが全体的に寒さは緩い印象です。
 1月も後半に入りましたが、仕事の合間に職場の外に出て日の光を浴びたり、夕方の明るい空を見ると春が近づいているのを感じます。こうしたときに体や手足を伸ばして深呼吸し、静かに神と霊界の存在に思いを馳せるだけで神の大きさと愛の一端を感じれるように思います。
 霊的真理を知り、学び実践へと歩めることは本当に幸せな立場なのだと何度も何度も有難いなぁ、と感謝に堪えません。霊的成長と奉仕への歩みには挑戦に伴う葛藤や苦しみが絶えませんが、同時に喜びの思いが溢れてきます。
 霊的真理への理解を深めることは神の御心への理解を深めより親密になることだと思います。霊的成長と奉仕の喜びをもっともっと大きくできる1年にしたいと改めて思っています。


今回の読書会は昨年の名古屋シルバーバーチ読書会の令和2年度の2月・3月・6月・7月の資料から学びました。内容はスピリチュアリズムの霊的真理に対して「救済の観点」から見た内容です。一連の資料から重複する内容を省いたりしながらつなぎ合わせ、今回の読書会用の資料として活用させていただきました。

名古屋シルバーバーチ読書会 学習のポイントと感想
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 シルバーバーチの霊訓という形で降ろされた最高級霊界通信によって、私たち地上人類はスピリチュアリズムの霊的真理を手にすることができました。神の創られた霊的真理節理というものが存在し、節理の中から神の愛と思いの一端を感じ取れること、そうした節理により全ての存在は支配され守られていること、人間が霊的存在であること、人生は地上だけのものではなく肉体の死後にも続いていく事、そうした事実を踏まえて地上人生をどのように生きていけばよいのかという指針をシルバーバーチの霊訓によって与えられました。
 そうした高級霊界通信の背後にはイエスを中心とした高級霊団が存在し、多くの犠牲を払いながら地上人類の為に今もこれからも長きにわたり働いてくれます。霊的真理には無限の広さと深さがあり、その表現も同様です。そうした霊的真理を普及会の皆様が長年をかけて吟味し、作成した資料から今回は学びました。霊的真理を「人類の救済」の観点から眺め、学ぶ内容です。
 今の地上世界は物事の本質を見抜ける霊界の人々から見て暗黒の地獄世界です。日本は治安もよくて過ごしやすい国といわれますが、霊界からみたらドングリの背比べ見たいなもので、我が国、日本も暗黒の地獄世界なのです。そうした状況を打破するために霊的真理が必要なのです。日本は霊的真理の先駆者として世界を導いていくことができる可能性を秘めているのだと考えます。霊的真理を指針とすることで結果として政治経済・外交・道徳・人権・科学など幅広い分野で世界の国々を導くことができるのです。
 しかし、そうしたことは一人一人の人間が霊的覚醒、霊的学びと実践の努力を重ねることから静かに少しづつ霊的真理が広まった結果としてなされていくのだと思います。本当に価値のあるものは、成し遂げるまでに乗り越えるべき困難も時間も必要です。そうした事実を踏まえると真っ先に霊的真理を与えられた私たちは本当に幸せですし、その有難い霊的真理を可能な限り多くの人々にお渡しできるように努めていきたいと思います。

 日本も含めた地上世界が暗黒の地獄だという事実は先ほど述べましたが、その原因は人類が霊的無知であるということです。霊的無知であることから生きる意味と目的を知ることが出来ず、人生を生きる揺ぎ無い指針を持つことが出来ないのです。結果として唯物主義・利己主義が蔓延ることになり、地上世界は暗黒の地獄世界となっています。
 そこで、人類を救済するためにイエスを中心とした高級霊団が組織され、人類救済の為に働いています。その働きの一つが高級霊界通信を地上人類に届けるということですが、その最高峰がシルバーバーチの霊訓です。地上世界に降ろされた霊訓に示された霊的真理・霊的教訓を学び実践することで自らの理性と意思によって霊界の高級霊とともに人類の為に働くようになります。そうした人間がいないことにはイエスも高級霊も何も成しえないのです。
 
地上を覆う六つの悲劇として
① 戦争・紛争
② 貧困・飢餓
③ 間違った宗教による霊的牢獄化
④ 精神の堕落・退廃
⑤ 動物虐待・環境破壊
⑥ 霊界下層の地獄化
が挙げられます。様々な紛争や世界大戦を通して人間も学び進歩はしていますが、霊的無知によりこうした問題は今現在も深刻な問題であり、なかでは退歩している分野もあるのだと思います。こうした問題に挑む揺ぎ無い指針は、スピリチュアリズムの霊的真理以外にはないものだと私は確信しています。

 霊的成長のための実践として
①霊主肉従の努力
②利他愛の実践 (周りの人々や動植物)
③利他愛の実践(真理の伝道)
④苦しみの甘受
が挙げられますが、一人一人の人間が霊的真理を知っただけでは真の救いにはなりません。シルバーバーチの霊訓によって示された上の4つの項目の努力が不可欠です。スピリチュアリズムの霊的真理はこうした努力を積み重ねることによる自力救済の側面がありますが、こうした努力をすることが守護霊、高級霊との絆をより強く緊密にすることになります。
一人ひとりの自助努力の背後では、とても大きな力と影響力を携えた霊界の方々の援助支えがありますし、人々がそう努めることで霊的真理が広まると同時に、個人全体の救済もなされていくのです。

 
以下、参加された方の感想です。



今年最初の読書会参加の感想を書きたいと思います。今回も二時間で沢山学ぶ箇所がありましたが、私は原点に戻って「スピリチュアリズム運動とは‥霊界主導の地球人類救済計画」の部分を資料を読みながら改めて考えてみました。「スピリチュアル運動の目的は地球人類の救済の為、なぜスピリチュアル運動が興されたのかと言うと、地球人類が悲劇の中で苦しみ、不幸に喘いでらいるから」と学んでいても、普段は忘れて日常生活しているのが現状です。人々の日常生活は色々な出来事や問題が形を変えてやって来ます。そんな時、苦しみや不幸と感じる事も霊的真理が自身を勇気付け、乗り越えて行けるのだと思います。そして願わくば霊的真理を身近な人、一人だけでも伝えることが出来たら素晴らしい‥と考えていました。シルバーバーチの霊訓は何度同じ箇所を読んでも、その時の自身の成長度合いで、理解や受け取り方も違うので、これからも気になる箇所は、何度でも本を開いて学んで行こうと思います。   40代女性