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【 2018年10月①:内容と感想 】

 10月の定例読書会です。今回はスピリチュアリズムによる霊性進化の道しるべの1章「死ぬことは悲劇ではありません」から学びました。

今回の読書会は1人で行いました。

以下は、霊訓からの抜粋と感想です。


『 抜粋 』
皆さん方は新時代の先駆者です。先駆者ゆえの苦難は覚悟しなければなりません。が、掛けがえのない遺産を後世に残すことになります。
いつどこにいても人のため、世の中のため、人類のためを心がけるのです。自分を忘れるのです。ケチくさい打算の世界に超然としておれるようでないといけません。授かった能力を最大限に発揮して人のために役立てるのです。
わたしたちが公言している目的、わたしたち霊団の使命については、そのうちなるほどと得心していただけるものをお届けします。皆さんと血縁のあった人たち、他界した愛する人々が今こちらの世界で勢揃いして、わたしたちとともに真理の普及に心を砕いている事実を立証してさしあげます。
その方たちの背後にわたしたちが控え、そのわたしたちの背後には全人類・全民族が一丸となった高級霊団の一大組織が控え、魂の自由のために皆さんを援助し、惜しみなく尽力してくださっているのです。
そして、その全組織の背後には宇宙最大の力、全生命の大源、創造主、王の中の王、あなた方が神と呼んでおられる大霊(グレイトスピリット)が控えているのです   26ページ4行~27ページ3行

『 感想 』
霊的真理は素晴らしいものです。人生の目的に対する答え・どうすれば真の平和が訪れるのか・神とはどんな存在なのか・肉体の死後、人間はどうなるのか・など、地上の人間が求めてきた答えを明確に示してくれました。
地上人類の為に、霊界の強大な組織が働いています。その組織は深淵にまで連なり背後に神が控えていますが、そうした存在を忘れがちだと感じました。霊界の方々は常に愛の思いですべての人間に働きかけています。別の部分でシルバーバーチは「私たちはあなた方の心臓の鼓動と同じくらい身近な存在」だと述べています。それは愛があるからこそなのです。真理の実践では内面葛藤は避けられませんが、与えられた人生で霊的真理への理解と実践を深く高いものにするチャレンジと努力を続け、人々の為に尽くしたいと思います。


『 抜粋 』
地上の同志の中には、真理普及の闘いで髪に白いものが目立っている人が大勢います。背負った重荷に腰が曲りかけている人もいます。時には、結局は大したことは出来なかったと、残念がる人もいます。しかし、仕事の成果の判定者は自分ではありません。判定者はただ一人、寸分の不公平もなくすべてを判定なさる大霊のみです。   29ページ6行~9行

『 感想 』
過去の時代に真理を知った先輩方は、現在とは比べようもないほどの混乱と悲劇の中を生きてこられたのだろうと思います。祖国日本もそうですし、故郷沖縄もそうです。世界もそうです。先日、仕事先の施設の敬老会で、大正昭和の過酷な時代を生き抜き、今の沖縄を作ってくださった高齢者に対して代表の方が感謝の言葉を述べていました。私も真理を知ったものとして先輩方にならい、真理の普及を通してそれ以上に貢献が出来るように頑張っていこうと思います。

『 抜粋 』
わたしたちとしては皆さんの内部に宿る最高のものに訴えたいと努力しているのです。しかし、それが反応を見せてくれることは滅多にありません。子等の魂に内在する大霊の神性が発揮されることが一日のうち何度あるでしょうか。洗練された霊的資質がどれほど発揮されているでしょうか。   31ページ最終行~32ページ3行

『 感想 』
今こうして文章を書きながらも霊界の方々はとても大切な事実を訴えているのだと感じます。365日24時間1分1秒、霊界の高級霊は地上人類の神性に善なる心に働きかけているのです。自身の弱さと向き合いながらも心を小さくしないで、前向きに諦めずに霊界の声に耳を傾けていきたいと思います。


『 抜粋 』
愛他主義と理想主義の精神がどれほど発揮されているでしょうか。それよりも利己主義の方が大手を振り物質中心の物の考え方が好き勝手に振る舞ってはいないでしょうか。そうしたことは地上世界の問題であり、わたしたちの問題ではありません。   32ページ4行~6行

『 感想 』
現在の地上世界は、愛他主義・理想主義の世界には程遠く、利己主義の力が強いために多くの不幸が止むことがありません。シルバーバーチの述べるように、それは地上人類自らが招いた結果です。霊界の方々にはその責任はないのです。ですが、霊界の人々はその問題を地上の人が自らの力で克服できるように、地上の人間とは比べようもないほどの強い思いと使命感を持って地上人類の為にはたらいているのだと思います。その思いを日常の中で実感できるようになりたいと思いました。


『 抜粋 』
わたしたちは物的外皮の下に埋もれている永遠の実在を見出させてあげようと努力しているのです。それを、できることなら霊的な方法で行いたいのです。すなわち強烈なインスピレーションに触れさせるとか魂の琴線に触れさせるという形の方が望ましいのです。また、そう努力してみました。が、その方法では、反応をみせる人間は情けないほど少ないのです。
それに引きかえ、テーブルを動かすとか叩音を出すとか、メガホンを部屋中を飛び回らせるとかの現象をお見せすると、皆さんは“すごい!”とおっしゃいます。その時わたしたちは内心“何をくだらないことを!”と思っているのです。音を出してみせることの方が魂を感動させることより大切なのでしょうか   32ページ7行~最終行

『 感想 』
霊的真理を知ってから何年か経った頃に、知り合いから守護霊の声を伝えてくれる人がいるという話がありました。その人はバーを経営しているらしくて人生相談などもしている方のようでした。もしかしたらその人がシルバーバーチを知っていたら嬉しいな。と思い、シルバーバーチを知っている別の友人と一緒にそのバーに行ったことがあります。
結果はシルバーバーチを知っている様子は無く、会話の内容もあまり有意義な感じではなかったので早々に引き上げた経験があります。ただそのバーのマスター(そう呼ばれていました)は、かなりのサイキック能力を持っているようで、何もない紙袋の中に手を入れてその中に冷えたビールを出現させたり、カウンターの上で私に両手で輪ゴムを持たせ、マスターの持っている輪ゴムと交差させた状態にして、友人と私が凝視している前ですり抜けさせたりしました。友人と二人でサイキック能力に関しては本物だ!と驚いたのを覚えています。
でもそこには霊的な感動は全くありませんでした。霊界の高級霊と共に人の為に働いているような謙虚さも感じることが出来ませんでした。
静かに心に染み入り人間の神性を鼓舞し、霊的真理へと霊的高みへと人間を誘うことができることこそ価値のあるものだと思います。そこには必ず霊界の方々が協力しています。私もその為の道具となれるように頑張ろうと思います。


『 抜粋 』
知識は本来人間を尊大にするものではなく謙虚にするものです。知れば知るほどまだまだその先に知るべきものがあることを自覚させるからです。尊大にさせるのはむしろ無知の方です。知らないから生意気が言えるのです。最高の知識人はみな謙虚でした。知れば知るほど、知らないことが多いことを思い知らされるからです。   35ページ5~8行

『 感想 』
専門学校に通っていた頃に、大好きな年上の同級生がいました。ある時に授業で習った物理の話になり、すべての物質を構成する原子を細かくしていくと物質はエネルギーの塊である。という話になりました。友人が本当に不思議だよな~、と話していたのを思い出します。その人は、カンボジアなど危険そうなイメージのある国を一人旅行するバックパッカーを何度もしている人で、そんな話も聞けて楽しい時間を過ごしました。大らかでズバズバとモノを言う人で、成績も優秀でしたが、不思議だよな~という学問に対しての探求と謙虚さを持った人でした。
本当に物事を理解するとは探求に終わりはないことを知り、自身の未熟さを理解し更なる高みを目指すことにつながるのだと思います。私もそのように努力していこうと思います。