9月の読書会です。沖縄は9月になっても日中はかなり暑く、8月とあまり変わらない感じですね。9月に入ると本土は気温も下がり沖縄との気候の違いが鮮明になります。沖縄では紅葉もないですし、本土のように解りやすい秋はないですが、季節は変わっていきます。それに合わせて体調管理していこうと思っています。
前回は、霊魂説に基づくピリチュアリズム初期の人生観を学びましたが、今回は前回のおさらいをし、シルバーバーチの霊的価値観に基づく人生観(霊的人生観)について学びました。
今回の内容は関西と名古屋の読書会で7月に学んだ内容です。
関西読書会 7月内容 こちらをクリック
名古屋読書会 7月内容 こちらをクリック
以下はスピリチュアリズム初期の人生観とシルバーバーチの降ろした霊的人生観の要点です。
スピリチュアリズム初期の人生観(霊魂説に基づく人生観)
①人生は、死によって終わるのではない。死後も人生は続いていく
②モノやお金、地位や名声は、死とともにすべて消滅する
③物質的な利益の追求だけに人生を費やす人は、霊界では幸福になれない
シルバーバーチの人生観……霊的価値観に基づく人生観(霊的人生観)
①地上人生は、一時的な仮の人生
②地上人生は、霊界人生のための準備期間
③地上人生で最も価値があるものは、霊的成長(霊的成長至上主義)
スピリチュアリズム初期の人生観では、人生は肉体の死後にも続いていくが、モノやお金、地位や名声は地上限りのもので、肉体の死とともにすべて消えてしまい、死後にも携えていけるのは人生で培った霊性のみだということでした。このことからも地上人生を利他と奉仕に生きることが霊界では幸せになれるのだということがよく解りました。
その後、シルバーバーチ霊団により、さらに深い霊的人生観が降ろされました。霊的成長が何よりも大切であって、地上世界は一時的な仮の人生の場にすぎないが、肉体の死後に訪れる霊界での生活への準備として、基本的な霊的素養を身につける場なのだということ、地上世界も霊界でも霊的成長が全てだということを人類は知ることが出来ました。
前回学んだ初期の人生観の資料では、アラン・カルデック『霊の書』の言葉が引用されていました。今回はシルバーバーチの言葉が引用されていましたが、『霊の書』の言葉とシルバーバーチの言葉は表面的には同じことを述べているように見えますが、前回と今回の学びを通してその霊的違いがよく解りました。
普及会は数ある霊界通信の中でシルバーバーチが断トツに優れていると述べていますが、そうしたこともより理解できましたし、霊的人生観についても更に深く理解することが出来ました。誰にでも解る単純素朴な言葉でこうした真理を与えられたことは、本当に恵まれた凄いことなのだと思います。
それぞれに与えられた人生や霊的状況の中で、困難苦しみは与えられますし辛いものです。それでも困難苦しみは避けられませんし、避けるものではないのです。きちんと受け止め教訓を学び、霊的糧とするものなのです。こうした教えを指針に多くの方に霊的人生を歩んでほしいと思います。そうすることでのみ人間は本当の幸せを手に出来るのです。
先んじて真理を手にした者として、私自身、何度でも何度でも率先垂範の努力をします。そうすることが沖縄での真理普及へとつながり、霊的喜びに包まれる人々が増える一番の近道になるからです。
以下は参加メンバーの感想です。
今回の読書会の感想を述べたいと思います。前回の読書会から、「人生観」を学んでいますが、初期の見解からシルバーバーチの見解へと、より奥深く価値のある内容になってきているのを感じました。その中で、シルバーバーチの人生観は、霊的価値観に基づく人生観(霊的人生観)で「地上人生で最も価値があるものは、霊的成長(霊的成長至上主義)と教えています。シルバーバーチの「地上的なものに心を奪われて、その分だけ霊としての義務を怠れば、地上的な富は増えても、こちらの世界へ来てみると、自分がいかにみすぼらしいかを思い知らされます」と残した言葉は印象的でした。
霊的成長は、日常生活における行為によって自ら達成していくものでありそれが全てだ‥とも学んで、本当に納得できる教えだと思い、その教えを学べた事に感謝しています。 40代女性
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