6月の読書会です。6月に入りましたが、今年は梅雨が長いです。晴れの日もありますが、強い雨の日が多く、梅雨らしさのある今年の沖縄です。先日、職場周辺の空を眺めたら、燕の群れが空を舞っていました。以前は職場の屋上で燕が巣を作って子育てをしていたのが、ここ何年かは巣を作らなくなっています。もっと心地よい場所を見つけたのかもしれません。それでは今月の読書会です。今月の読書会は、メンバーの方が都合で参加できなく私一人で行いました。
今回は、【スピリチュアリズムの思想体系[Ⅰ]――人間観】の動画全編と5月の名古屋読書会の資料から学びました。『地上を生きる人間の身体構成、霊と霊の心、心・意識とは、死後の人間の身体』の4編からなる動画です。以下は参考にしました4月5月の名古屋読書会へのリンクです。
名古屋読書会 4月の学習内容 リンクはこちらです。
名古屋読書会 5月の学習内容 リンクはこちらです。
医療や化学は人間の身体や命に係わる分野でもありますが、ほとんど全ての科学者や医療職の方は霊の存在など考えていませんし、そうした視点で取り組むこともありません。最先端の研究や臨床現場にいる人々が霊的視点に立って医療や化学に取り組むことができず、いろいろな問題が噴出したり混乱迷走が起こっているのだと思います。
また、大多数の人は霊的無知ゆえに人間をこの世限りの存在として考えます。人種・肩書・能力・言語・育ちなど物的要素で評価し区別します。しかし、真実は全ての人間は神を親とした霊的家族なのです。誰一人見捨てられることなく、神の愛と完全な公正さにより守られているのが人間です。
霊的事実として、人間は肉体を携えた霊的存在です。人間の持つ知情意という心の働きはどうして存在するのか、命とは何なのか、こうした問題に対して人間は霊的無知であるがゆえに、答えを出すことが出来ませんでした。
肉体は生存維持のために様々な欲求を備えています。性欲・食欲・睡眠欲などです。そこに加えて人間独自の思考能力も、肉体から発する欲求と霊的無知による悪影響を受けています。名誉欲・権力欲・金銭欲・物質欲など色々な欲に振り回され、人間だけに与えられた自由意志があるがゆえに、自然界の動物が行うことのない必要以上の食欲飽食、性行為に溺れているのが今の人類だと思います。その原因は霊的無知と霊的未熟さにあります。
人間の心は霊から発生する純粋な霊的意識と、肉体による様々な欲が合わさって表現されます。より多くの霊的意識を顕現させることが出来れば霊主肉従、肉体本能が優位だと肉主霊従となります。霊的成長と奉仕に勤しむためには、霊を肉よりも優位にさせる努力が不可欠です。そうした、努力は霊的成長のための生命線です。しかし、現実にはこうした努力には大きな困難が伴いますが、そうしなければ人間は霊的成長奉仕を成すことは出来ませんし、人類の真の救済、真の世界平和、霊的真理を人類が共有する世界を手にすることは出来ないのです。しかし、その道のりで、苦しみと共に内面的な霊的喜びを味わうこともできるのだと感じています。共に霊的真理を学び実践し、霊的成長と奉仕の喜びを味わえる仲間を増やせるよう、私自身も学びと実践への努力を続けていきたいと思います。
*医療や化学は人間の身体や命に係わる分野でもありますが、ほとんど全ての科学者や医療職の方は霊の存在など考えていませんし、そうした視点で取り組むこともありません。と書きましたが、霊的真理を知らなくても人々のために働く医療従事者や科学者の背後では霊会からの働きかけがあり、より本質的な医療の在り方、科学の在り方につながる方向へと貢献の道が開いていくのだと思います。そういう意味でも利他愛や奉仕の思いは大切なのだと思います。
*人間だけに与えられた自由意志があるがゆえに、自然界の動物が行うことのない必要以上の食欲飽食、性行為に溺れているのが今の人類だと思います。と書きましたが、一生懸命に料理を作ってもてなしてくれた方のために無理して残さず食べたり、性行為に関しても愛の発露としての性行為を行うことが出来るのも自由意志と神性を与えられた人間のできることです。しかし、食や性行為に関して考えるとき、自身のそれが快楽や欲望を満たすためなのか、愛の表現であるのかは、それぞれが素直に謙虚に考え答えを出さなければいけないのだと思います。
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