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【 2021年10月:内容と感想 】

 10月読書会です。今回は前回に学んだシルバーバーチの人生観の①から③を復習し、④の霊的成長を達成することが、正しい地上人生について学びました。また④を成し遂げるにはどうすれば良いのかというと、これまで何度も学んできた霊主肉従の努力、利他愛の実践、苦しみの甘受の3つなのだという事を再確認することが出来ました。
休憩をはさんだ後には、スピリチュアリズムインフォメーションNo.39 地縛霊の救済は、スピリチュアリズムの使命ですの内容から、キリスト教などの宗教に束縛されている地縛霊に対して、いま行われている救済活動について学びました。

 地上人生の目的は霊的成長ですが、実践項目との関係を理解しないとどうすれば霊的成長が出来るのか解らなくなります。シルバーバーチの霊訓が降ろされたおかげで、こうした大切なことを霊的事実として霊的理論として人間は理解することが出来るようになったのだと思います。
 少しそれますが、私はジャーナリストの櫻井よし子さんのファンですし、尊敬しています。櫻井さんがキャスターを務める言論テレビの会員でもあります。出演されるテレビも録画して見るようにしていますが、1人の人間としても読書会を行う上でもとても勉強になると思っていますし、私が言論テレビに納める会費が日本国と世界の霊的進歩のためにも役立つものだと考えているからです。
 櫻井さんのお話を聞き、立ち振る舞いを見ていると、揺るぎない人生観と国家観をお持ちだという事が良く解ります。また、これまで相当な努力を重ねられ、現在もそうされているのだと感じています。シルバーバーチの霊訓は恐らくご存知では無いだろうかと思いますが、その生き方は霊主肉従の努力、利他愛の実践、苦しみの甘受を重ねた人生だったのだと、これまでの発言からもそうした部分は伝わりますし、そうした人生で積み重ねた霊性が表れ、多くの人々に良い霊的影響を及ぼしているのだと感じています。
 こうしたことからも霊主肉従の努力、利他愛の実践、苦しみの甘受が人間にとって不可欠だということを人々は深い部分で理解しているのだと思います。神の属性である神性を宿しているのですから、当然そうなるのだと考えます。しかし、現在の地上世界は霊的無知の状態にあります。多くの人は3つの実践項目は人間の理想だが、難しいと考えるかと思います。人生が地上限りでなく肉体の死後にも人生が続くということ、そうした努力が最高の幸福への道だと理解できなければ、そこへ踏み込む勇気を振り絞ることは難しいのだと思います。
 霊的真理を知った私のような人間でも3つの実践に四苦八苦するのです。だからこそ、地上世界では困難や苦しみの伴う霊主肉従の努力、利他愛の実践、苦しみの甘受を実践し積み重ねるには霊的真理が不可欠です。霊的真理は宗教的、心理的、道徳的、信仰的な支えになりますし、理論的に考えても人間の心身への良い影響を及ぼし、人間の本質である霊の成長へとつながるのだという事を明確に指し示してくれます。大きな困難も伴いますが、そこに向き合い乗り越えるための支えになる完璧な道標が霊的真理なのです。

以下に、当日の資料から簡単に要点を抜粋します。

【 前回まで 】
①地上人生は、一時的な仮の人生
②地上人生は、霊界人生のための準備期間
③地上人生で最も価値があるものは、霊的成長(霊的成長至上主義)

【 今回 】
④霊的成長を達成することが、正しい地上人生

今回は④の的成長を達成することが、正しい地上人生を学びましたが、それを成し遂げるためにはこれまでも学んできた以下の3項目が不可欠だということを再確認できました。

・霊主肉従の努力(霊優位の努力)
・利他愛の実践
・苦しみの甘受


●9月名古屋読書会 リンク こちらをクリック

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後半はスピリチュアリズムインフォメーションNo.39 地縛霊の救済は、スピリチュアリズムの使命ですの内容ですが、少しだけ、インフォメーションNo.40についても学びました。
 キリスト教などの宗教による地縛霊を救済する為に、霊界の高級霊と地上の霊媒やヒーラーが協力している様子がとても伝わる内容でした。現実にこうした大規模な救済活動が行われていることに驚愕すると同時に、地上の人間がこれほどの霊的貢献が出来る事にも驚いています。本当に有りえないような凄いことですが、人間の可能性を自ら示してくださった普及会の皆さんへの尊敬の思いはさらに大きくなりました。
 宗教による地縛霊の救済にはマザーテレサやガンジーも関わっていることが本人より伝えられていますが、お二人とも地上時代の宗教を超え、スピリチュアリズムの霊的真理によって明かされた唯一の神と神の創られた摂理に対する信仰となっています。
 普及会のホームページでマザーテレサについて書かれた内容がいくつもありますが、その中で以下のような内容があります。

おそらくマザー・テレサは、その優れた人格性と霊性により、死後は程なくしてイエスを中心とするスピリチュアリズムの本流の中に加わっているものと思われます。そしてその軍団の一員として、地球人類の「霊的救い」のために働きかけているのではないでしょうか。
●(6)利他愛のさまざまな段階(レベル) より

 私はこの内容を読んだ当時に、利他愛の大切さを考えさせられたことを思い出しました。霊的真理を知っていても利他愛をはじめとした実践をしなければ霊的真理は自身の血肉にはなりませんし、知識どまりになります。逆に、霊的真理を知らなくても、霊主肉従の努力、利他愛の実践、苦しみの甘受を積み重ねると、霊的覚醒も早くなり宗教の束縛からも解放されるのだと思いました。マザーテレサは神の存在が感じられなくなった中でも、奉仕を貫き通したことがスピリチュアリズムニューズレターの50号に記されています。
 私はガンジーの人生は詳しくありませんが、死の間際に自らを殺めた人に対して赦しの心を示したという話は聞いたことがあります。お二方とも純粋な信仰者だったのではないかと思いますが、宗教の束縛から簡単に離れたのは地上人生での利他と奉仕を積み重ねたからではないかと考えています。
 こうしたことからも、霊的真理を知識に留めず、より深い理解と実践を目指していこうと気持ちを新たにさせて頂きました。名前も何も知らないようなこうした人たちが無数にいる霊界から、常に働きかけがあるのだと思うと、とても嬉しい気持ちになれて励みになります。

以下は普及会サイトの参考ページへのリンクです。


●地縛霊の救済は、スピリチュアリズムの使命です――キリスト教聖職者の地縛霊と、スピリチュアリズムによる救済活動  リンクはこちらをクリック
●「イエスの幽界降臨」と、クリスチャンの地縛霊の救済――2021年から始まった、幽界における“大宗教革命”  リンクはこちらをクリック
●マザー・テレサの「心の闇」の問題  リンクはこちらをクリック
●(6)利他愛のさまざまな段階(レベル)


以下は当日のメンバーの感想です。

 今回の読書会で使用した資料の中の「地上を覆う6つの悲劇」戦争・紛争、貧困・飢餓、間違った宗教による霊的牢獄化、精神の堕落・退廃、動物虐待・環境破壊、霊界下層の地獄化‥を読んでの感想です。どれも深刻な問題で、世界には本当に苦しんでる人々が沢山いらっしゃると思います。そう簡単には変えられない現実ではありますが、正しいスピリチュアリズムを知り、世界中の一人一人が助け合い、奉仕の心を持って人生を歩んで行ったなら、素晴らしい世の中になり、苦難に対しても不幸を感じないマインドで乗り越えられるのではないかと思いました。
 歴史上の人物で、立派な模範となる奉仕活動を実践した、イエス・キリストやガンジー、マザーテレサは簡単には真似出来ない活動を行い、地上人生を奉仕精神で生き抜いた方々です。そして霊界へ行ってもイエスが総指揮官のもと、ガンジーやマザーテレサは、スピリチュアル運動に携わっているそうです。地上での生き方が霊界へ行っても影響する事を感じました。私も地上人生を奉仕精神を大切に精一杯生きたいです。