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【 2024年2月:内容と感想 】

2月の読書会です。今回は宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像の後半部分から学び、讃仰の祈りを唱和しました。

イエスが総指揮官を務める霊団が、真の人類救済と真の宗教革命を成し遂げるため“全体像を示す”という完全な形で霊的真理を地上に降ろして下さいました。それがシルバーバーチの霊訓です。真理の全体からすると極一部ではあっても、既存の宗教も純粋な霊的真理でしたが、時を経る中で作り替えられ、人工的な教義の中に埋もれてしまいました。

シルバーバーチの霊訓には“完全な形”で霊的真理が記されていますが内容は膨大です。また、多くの編集者が携わりテーマも多岐にわたるので、全体像を把握して理解するのはとても困難です。そうした中で、普及会の皆様が40年以上にわたる信仰実践の歩みを重ねられ、シルバーバーチの霊訓・スピリチュアリズムの“全体像”を完成させ、シルバーバーチの霊訓・スピリチュアリズムの“思想体系化”を成し遂げられました。シルバーバーチの霊訓には、完全な形で霊的真理が記されていますが、正しく理解し、正しく信仰実践しなければ、イエスの霊団が目標とする真の人類の救済と真の宗教革命は成し遂げることができないのです。

霊的真理の気に入った部分だけの理解(点の理解)、関心のある分野だけの理解(部分的理解)では正しい理解ができないのです。部分部分では異なるテーマに見えても相互に関連し一つにつながっているのです。全ては神の愛と英知によって創造され相互につながり関連しているのです。点の理解・部分的理解では、そうした内容(点の部分・一分野・部分領域)の存在意義、それぞれの全体との関係、神との関係において正しい理解をしているとは言えません。全体を捉えて把握し、正しい理解より深い理解へ向けての努力を重ねなければならないのです。それを土台として、信仰実践の歩みを重ねなければならないのです。そうした霊的視点・霊的事実を踏まえると、既存の宗教は多くの問題点を抱えていることが解ります。その内容を普及会の資料より以下にお示しいたします。

地上の宗教の実態(宗教の問題点)
(地上の宗教は、霊的に見ると全て失格)
①霊的無知から間違った教えを説いている。
②本来の使命を果たしていない。
 ——宗教の使命は、人間の霊的成長を促すこと
③人類にとって有害な存在となっている
 ——人々の魂を霊的牢獄に閉じ込め、霊的成長を妨げている。
④組織エゴを増大させ、地上に戦争・紛争などの様々な悲劇をもたらしている。


スピリチュアリズムによる宗教革命とは、地上の宗教を全て無くし、地上ではスピリチュアリズム運動として現れている霊界の宗教に置き換えていく働きです。死後の世界である霊界にも宗教が存在し、それが霊的事実であり真の宗教なのです。地上世界には人間によって作られた多くの宗教が存在し、互いに正当性を主張し対立していますが、霊界の人々は共通の宗教・信仰のもとに団結・調和し、唯一共通の神への信仰・神と同胞への奉仕が生活そのものとなっています。

人間は神の分霊・分け御霊であるが故に、神を求め救いを求め続けましたが、完全な形で霊的真理が降ろされなかったために霊的無知に陥り、全ての宗教が道を誤り、人間によって作り替えられ、人類の不幸・悲劇の元凶となってしまいました。しかし、イエスの霊団によってシルバーバーチの霊訓という完全な形の宗教・霊的真理が降ろされたおかげで、真の人類救済・真の宗教革命を成就する道が示されました。その革命は、人間の中にある愛・理性・知性を最大限に活用したもので、霊界の宗教・地上のスピリチュアリズムは知情意で表現される人間の心を最大限に生かし育むことのできる超宗教です。そこには、流血の革命などは存在しません。長い時間はかかるかもしれませんが、愛と理性による穏やかな宗教革命なのです。 

地球人類の真の救済と真の宗教革命は同時進行で行われるのだと私は考えています。それは、どちらの動きもイエスを総指揮官とする霊団が主導し、イエスを総指揮官とする霊団によって降ろされた霊的真理・シルバーバーチの霊訓をバイブルとして進められるからです。そうした計画を推進する地上の人材は、霊的真理・シルバーバーチの霊訓に真実性を見出した地上のスピリチュアリストです。シルバーバーチの霊訓を掲げ、イエスの霊団の道具として働くことで、地球人類だけでなく、動植物、小動物、微生物の世界にも調和と幸せを同時にもたらすことが人間にはできるのです。そのために働くイエスの霊団と心を一つとし、地上の一兵卒として、与えられた使命・役割を共に果たして参ります。

宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像 ↗
00:00・学習のはじめに(全体像を学ぶことの重要性)
16:23(1)宗教の観点から見たスピリチュアリズムの定義
23:50(2)地上の宗教の実態
今回学んだ内容はYouTubeの上記の部分になります。


シルバーバーチの教え(上巻) 8章 地上の宗教の間違い ↗

インフォメーションNo.49 “スピリチュアリズム大国・日本”への道筋 讃仰の祈りについても触れています。↗

※リンクと資料の使用に関しては、スピリチュアリズム普及会の許可を得ています。

以下は参加メンバーの感想です。


2月の読書会では、全体の理解(全体像の理解)と点の理解(部分的理解)から始まり、スピリチュアリズムによる地球人類救済計画の全体像(救済の観点からみたスピリチュアリズムの全体像)などを復習した後は、主に宗教の観点から見たスピリチュアリズムの定義と地上の宗教の実態(宗教の問題点)を学びました。宗教については、次回の読書会に分けて学ぶようで、今回はスピリチュアリズム・超宗教を普及会さんの資料から学ばせて頂きました。スピリチュアリズムの定義で「霊的真理による地球上、最大の宗教革命」と「霊界主導の地球人類救済計画」と「霊的真理による地球人類の救い」の文章を読んだだけで率直に感じたのは、地上全人類が霊的真理を知り、本当に救われてほしいと願い、覚悟を持って伝導して行く信念でした。短い文章ひとつでも深い教えや意味が伝わってきます。高級霊団も霊的真理の普及で正しく学び霊的成長を志せる真の宗教が広まることを願っていると想像しました。今回も最後に、三人で「神への讃仰の祈りと誓い」を唱和すると、気が引き締まりました。また、明日からの日常生活で利他愛が実践できるように心がけ、来月の読書会も謙虚に学ぶ姿勢を忘れず頑張りたいです。
50代女性