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【 2021年8月:内容と感想 】

 8月の読書会です。7月後半は台風が先島諸島地域に長期間とどまり大きな被害がありました。沖縄本島でも強い風雨が1週間くらい続きましたが、台風が過ぎた後は少しだけ季節が秋に近づいた気がします。日中は日差しもかなり強く暑いですが、朝夕にそうした秋の気配を楽しんでいます。

 8月の読書会は「霊魂説に基づく初期の人生観」について学びました。スピリチュアリズム運動の初期は多くの物理現象と霊界側との通信が行われました。それにより「人間は肉体の死後にも霊として存続すること、死後の世界が存在すること、死後の世界から地上世界の人間に対して働きかけることができること」を証明しました。
 それに伴い、シルバーバーチの霊訓が降ろされるまでのスピリチュアリズム初期の人生観が確立されました。シルバーバーチの説く高度な霊的人生観を学び実践する前段階として、普遍的で多くの人にもより伝わりやすい基本的な霊的人生観かと私は考えています。その内容は以下の3つで示されています。

①人生は、死によって終わるのではない。死後も人生は続いていく
②モノやお金、地位や名声は、死とともにすべて消滅する
③物質的な利益の追求だけに人生を費やす人は、霊界では幸福になれない



以下は関西と名古屋の6月読書会へのリンクです。今回と同じ内容を学んでいます。

関西読書会6月内容  リンクはこちら
名古屋読書会6月内容  リンクはこちら


 霊的真理を人々に伝える時、様々な伝え方があるかと思いますが、上の3つのように素朴でシンプルな言葉が良いのではないかと今回の学びで感じました。霊的真理を知った私たちは、日常での霊的真理の学びと奉仕の生活を通して霊的成長をなしとげることが出来ますが、家族や友人など周りの方に語るうえでうまくいかないことが多いと感じています。
 人生において一番大切で何よりも優先すべきは霊的成長で、霊的真理を知った人間は先になって自らを霊的成長させることなのだと思います。霊的成長とは日常での奉仕や真理の実践をし、霊的真理を学びより理解を深めることです。それにより高級霊界のより優れた道具となれ、結果としてより人々への奉仕の道も開けるのです。シルバーバーチは生き方の手本を示すことが大切だと効果的だと述べていますが、その意味が以前よりも少し理解できている自身に気づかされました。
 少し話がそれますが、私はアニメや漫画が好きです。そうしたものにも色々ありますが、今の時代はネットのおかげでかなり古い時代のアニメや漫画の名作に触れることが出来ます。アニメや漫画というものは人間の素晴らしさや美徳というものをストレートに表現することが出来ると感じています。子供心に「真っすぐに生きようと思った」などYouTubeで小学生時代のアニメの名場面などを見るとそうしたコメントが沢山あります。人間は利他と奉仕に生きることに憧れを持っているのです。作り物であっても実話であっても利他と奉仕の人間の生き様が人々の心を打つのだと思います。純粋に利他と奉仕に生きる人間には打算などありません。ただ人を思う心です。こうしたアニメ漫画のメッセージも同じくシンプルです。霊的真理を知ることで利他と奉仕へのあこがれがなぜ人間にあるのか、そうした行為がどれほど素晴らしいものであるのかその意味と価値を知ることが出来るのです。
 一番大切な奉仕利他愛の実践と霊的真理への学びと実践を積み重ねる。これしか真の幸福はありません。今回学んだ初期の霊的人生観の言葉を活用し、実践と学びを通して体得し、霊的真理を真っすぐに単純素朴な言葉で伝えることが出来るようこれからも努力していきます。

 以下は参加メンバーの感想です。


今回の読書会で学んだ「人生観」の中からスピリチュアリズム初期の人生観についての感想を書きたいと思います。スピリチュアル初期の人生観ではシルバーバーチが登場する前の高級霊からの教えで、とても素晴らしく、基本的な学びの内容でした。「死後も人生は続いていく」「物やお金、地位や名声は、死とともに全て消する」「物質的な利益の追求だけに人生を費やす人は、霊界では幸福になれない」等を教えていて、スピリチュアリズムでは、すでに定着した教えのひとつですが、現実は広く浸透しているかどうか‥簡単な事ではないのかなと思います。初期のスピリチュアリズムの教えは本質的には同じで分かりやすい内容でした。その初期の内容を理解した後、時代や国も超え、段階を踏んでシルバーバーチの霊訓に辿りつく流れなのかと考えると霊的真理は本当に霊界から計画的に行われていることだと改めて感じました。会の後半、少しだけ質問や考えたりする時間もあり、とても良かったです。 40代女性