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【 2018年9月読書会①:内容と感想 】

 9月の定例読書会です。今回はシルバーバーチの教え13章『再生(生まれ変わり)』から学びました。

今回の読書会は1人で行いました。

以下は、霊訓からの抜粋と感想です。


『 抜粋 』
―—1つの意識が部分に分かれて機能することが可能なのでしょうか。

 今の”あなた”という意識とは別に、同じく”あなた”と言える大きな意識体(類魂)があります。そのほんの小さな一部が地球という物質界で発現しているのが、今のあなたなのです。そして、今のあなたの他にも同じ意識体を構成する他の部分が、それぞれの意識層で発現しています。   216ページ6~10行
『 感想 』
シルバーバーチは1人の霊としての個性は永遠に失われることはないと述べています。また、霊的に成長すればするほどその個性はますます発揮されるという意味のことを述べています。類魂の仲間は霊的成長度が等しく、個性もとても似た霊的家族ともいえる霊の集まりのようです。それは地上の血縁や友人などとは比べ物にならないくらい霊的に近く親密な関係になります。その集まり(類魂)が大きな意識体を構成しているのだと私は解釈していますが、個人としての存在、個性はしっかりと存在しているのだと思います。このような仕組みを考え創られた神の偉大さを改めて感じさせられました。


『 抜粋 』
――個々の部分(霊)は独立しているのでしょうか。

独立はしていません。あなたも他の霊も、一個の「内奥の霊的実在(類魂)」の側面なのです。つまり全体を構成する一部であり、それぞれがさまざまな表現媒体を通して自我を発現しており、時にその霊同士が一体化することもあります。彼らは自我を発現し始めて間もない頃にはお互いの存在に気がつきませんが、そのうちすべての霊が共通の合流点を見いだして、再び統一されます。 216ページ11行~217ページ4行
『 感想 』
個性は永遠に存在し、消滅することはないとシルバーバーチは何度も述べていますが、内奥の霊的実在である類魂について考える場合、個人の霊は類魂から独立した存在では無いと述べています。それだけ類魂という存在、そのシステムは霊的に重要なのだと思いました。


『 抜粋 』
――類魂では、個々の霊はその進化に自らが責任を負い、他の霊が学んだ教訓による恩恵は受けないというのは本当でしょうか。

その通りです。個々の霊は一つの大きな意識体(類魂)の構成分子であり、さまざまな形態で自我を発現しているわけです。進化するにつれて個々の霊は大きな意識体を自覚するようになります。   
訳注――マイヤースは「類魂」の説明の中で他の仲間の体験を自分のものにすることができると述べている。ここでシルバーバーチはそれを否定するかのようなことを述べているが、マイヤースが言及しているのは、地上体験の共有化による霊的成長についてである。それに対し、シルバーバーチがここで述べているのは、個人が犯した罪の償いと霊的成長についての関係である。たとえ同じ類婚の仲間とはいえ、他の霊が地上で犯した罪を代わって償い、霊的成長を促すことはできないという意味に解釈すべきである。   218ページ10行~219ページ9行
『 感想 』
個人の霊が地上人生で成し得た努力による霊的成長も、過ちによって生じた霊的償いも、その本人のみの問題となります。霊的成長は自身の努力でしか成すことができないよう神は法則を創られたのだと思います。他方、皆が永遠の個性を持ちながらも、それぞれの人生そのものが他の霊の学びになるのです。全ての人間の人生が他の人間(霊)の学びになることを考えると、生きることそのものが奉仕ということになります。一見すると相反するこの二つの霊的法則にも神の深い愛を感じます。その愛をより理解し実感できるようになりたいと思いました。


『 抜粋 』
――あなたの言う大きな意識体は、マイヤースの言う「類魂(グループ・ソウル)」と同じものですか。

まったく同じものです。ただし、単なる個々の霊の集まりとは違い、異なる意識から形成された統一体(大きな意識体)で、その全体の進化のために各自が体験を求めて物質界にやって来るのです。 221ページ12行~222ページ3行
『 感想 』
類魂という仕組みは多数の霊が、霊的成長を促進させるために存在するシステムなのだと思いました。地上人生での再生は多くても10回程度だといわれます(色々なケースがあるとは思います。)。その程度で地上人生を卒業できるのだろうか・・・・と思うのですが、類魂のメンバー各自の地上人生での体験を共有出来ると考えると、私個人としてはなるほど!と納得するような気持になりました。


『 抜粋 』
――それぞれの魂は類魂に戻って一体化すると、個性を失ってしまうのでしょうか。

川の水が大海へ流れ込んだとき、その水の存在は失われてしまうでしょうか。オーケストラが完全なハーモニーで演奏しているとき、バイオリンの音は消えてしまうでしょうか。   222ページ4~7行
『 感想 』
人間の個性は永遠に失われることはないことを例えを使って述べているのだと思います。私も真理を曲げないで上手に伝えられるようにしたいと思います。


『 抜粋 』
――これからも、これまでのように苦難の道が無限に続くのでしょうか。

そうです。無限に続きます。苦しみや困難という試練を通して内部の大霊(神性)が開発されます。苦難によって神性は試されるのです。金塊がハンマーで砕かれ精錬されて初めてあの輝きを見せるように、内なる神性も苦難の試練を受けて純化され、強化され、洗練されることになります。
――そうなると、死後に天国があるという考えは意味がないのでしょうか。
今日のあなたには天国のように思えることが、明日は天国とは思えなくなるものです。というのは、真の幸福は今より少しでも高いものを目指して不断の努力をするところにあるからです。   225ページ6行~266ページ3行
『 感想 』
まだまだ浅い霊的真理への理解と実感ですが、「苦難は有難いもの」その意味が以前よりはるかに実感できるようになっています。職場でも人間関係など色々とありますが、以前よりもはるかに有難いものと受け止め、前向きに対処できるようになっています。苦難の意味、それを真に理解することが出来るのは霊的真理を知ってこそです。皆が苦難の意味に気づき、霊的成長の糧に出来るようこれまで以上に霊的真理の普及に邁進したいと思います。


『 抜粋 』
―異論の多い再生の問題を避けて、死後の存続ということだけに関心の的をしぼることはいかがでしょうか。

闇の中にいるよりは、光の中にいる方がよいでしょう。無知のままでいるよりは、知識を得た方がよいでしょう。大霊の摂理について知らないよりは、知った方がよいでしょう。何もしないでじっとしているよりは、真実を求めて忍耐強く努力する方がよいでしょう。進歩のために努力し続けることが大切なのです。死後にも生命が存続することを知ったからといって、真理探究の道が終わったわけではありません。自分が大霊の分霊であり、それゆえに何の支障もなく死の関門を通過し、すべてが続いていくことを理解したとき、さらなる探求の歩みが始まります。それが本当の意味での出発なのです。   228ページ6~最終行
『 感想 』
霊的真理と出会い、肉体は死んでも霊は死なないことを知ったのほ本当に有難いことですが、それだけではその後の霊界での人生がどうなるのかなど、疑問も出てくると思います。シルバーバーチの霊界通信は死後の存続以外にも多くの霊的法則についての事実を明らかにしてくれました。その知識の理解と体得に努め、更なる探求への歩みに備えたいと思いました。